Graduate

1996年版画コース卒業

いとう瞳

イラストレーター

  • 経歴

    1973年

    千葉県生まれ

    1996年

    武蔵野美術大学造形学部油絵学科版画コース 卒業(木版を専攻)

    1998年

    PALETTE CLUB SCHOOL(築地) 受講

    以後フリーでイラストレーター活動中。東京イラストレーターズ・ソサエティ会員

  • コンペティション

    1995年

    日本ビジュアルアート展 準入選

    2000年

    ヨコハマコンペ 最高賞
    第114回ザ・チョイス 入選(日下潤一氏 選)

    2001年

    第120回ザ・チョイス 入選(ひびのこづえ氏 選/年度賞入賞)

    2002年

    HBFILEコンペ 鈴木成一賞

  • 個展

    2000年

    ColorParty (kalokalo house)

    2001年

    ColorParty「BorDer」 (kalokalo house)

    2003年

    ColorParty「open」(HBギャラリー)
    ファイルコンペ展「vision」(HBギャラリー)
    ColorParty「cotton」(kalokalo house)

    2004年

    版画時間 (tray)

    2005年

    版画時間2 (kalokalo house)

    2007年

    Link (HBギャラリー)

    2008年

    color party color (tray)

    2011年

    TOHUBOHU (HBギャラリー)

  • 主なグループ展

    1996年

    ZURIZURI EX.(表参道KOWA / kalokalo house) 同 '97, '99

    2001年

    ヨコハマコンペ受賞者展(伊勢佐木町・有隣堂書店)

    その他多数

  • 外部リンク

    http://www.hitomiitoh.com/

  • NHKラジオテキスト「まいにちスペイン語」表紙イラスト

    2011年/ 手描き(アクリルガシュ)/NHK出版/D:岡本一宣デザイン事務所

  • 書籍「小さいおうち」中島京子・著 装画

    2010年/手描き(アクリルガシュ)/文藝春秋/D:大久保明子

  • PR誌「星星峡」表紙・挿画

    2003年/手描き(アクリルガシュ)/幻冬舎/D:鈴木成一デザイン室

  • プリペイドカード「ROPPONGI HILLS 10TH ANNIVERSARY」

    2013年/手描き(アクリルガシュ)/スターバックス コーヒー ジャパン/D:小峰伸子

  • 書籍「「綺麗な人」と言われるようになったのは、四十歳を過ぎてからでした」林真理子・著 装画

    2007年/版画・色鉛筆/光文社/D:名久井直子

  • 書籍「真夏の島に咲く花は」垣根涼介・著 装画

    2006年/版画/講談社/D:鈴木成一デザイン室

  • Q:ご自身の活動、お仕事の内容についてお話しをお聞かせください。
    A:フリーのイラストレーターとして、主に書籍装画や雑誌の挿絵、また広告やパッケージ等で依頼されたイメージをもとに絵を描いてます。その他、数年に一度個展を開催したり、入会しているTIS(東京イラストレーターズソサエティ)の展覧会やギャラリーの企画展に出品、そしてイラストレーションのスクールにて年に数回講師をしてます。
  • Q:ムサビの版画で学んでいたころの印象に残っていることなどをお聞かせください
    A:工房全体の穏やかな制作空間を最初に思い出します。ムサビの中でもあまり他の学科の学生が立ち入らない場所にあって、池のアヒルや鯉を見てのんびりしたり、皆で使用する刷毛や工房の掃除などを先輩に伝授してもらい、落ち着いて制作できました。また芸術祭で版画カレンダーを何人かで作って売ってみたり、京都精華大学の版画専攻の学生とグループ展をした事も刺激になりました。
  • Q:今後の活動についてお聞かせください。
    A:これまでの様に依頼されたものを自分なりに解釈し、さらにその中に自分が面白いと思う表現が漂うようにイラストレーションを追求し続けていきたいです。また、時代とともにいる仕事だと思うので、その流れの変化なども感じ取りながら何らかの形で自分から発信していく表現も今後探していきたいです。まずは来年に個展の予定を立てているので、これまでと違う切り口の展覧会をしたいなと、漠然とですが考えております。
  • Q:今、ムサビで版画を学んでいる後輩の学生、或いは、これから版画を学ぼうとする受験生の皆さんにメッセージをお願いします。
    A:4年間は長いようであっという間なので、その期間に自分は何を得るため、探すために学んでいくか、人それぞれに目標を定めて、在学中にしかできない大らかな制作をしてほしいと思います。しっかり身に付いたものは、卒業後もし違う世界へ行っても、それを元に自分の得意分野で生かせるチャンスが出てきます。そして今でも私は時々、大きな作品も制作できて道具も揃った版画工房の有り難さを思い出すので、とにかく工房にある設備を学生のうちにどんどん使って、有意義な制作時間を過ごしてください!