Graduate

2012年油絵学科卒業

加藤優子

オマツリジャパン代表取締役

  • 経歴

    1987年

    東京生まれ

    2008年

    女子美術大学洋画科入学

    2010年

    武蔵野美術大学造形学部油絵学科編入学

    2012年

    武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業
    ピックルスコーポレーション 企画開発課入社

    2015年

    株式会社オマツリジャパン 設立

  • 50人で笠間のねぶたに参戦①

  • 50人で笠間のねぶたに参戦②

  • RPG風ナゾトキ祭り企画運営

  • 商店街でチョーク落書き広場運営

  • 外国人に桜祭りを案内するツアー

  • Q:ご自身の活動、お仕事の内容についてお話しをお聞かせください。
    A:祭りで日本を盛り上げる!をテーマに「株式会社オマツリジャパン」という日本で唯一のお祭り企画会社をやっています。
    日本にお祭りは約30万もあり、その約90%がアイディア不足に悩んでいると言われています。
    発想力を活かして、①面白いお祭りを企画する②面白いお祭りがあったら最高に楽しめるように参加する③面白いお祭りがあったら情報発信する、ということをビジネスにしています。
  • Q:油絵を学んで良かったことはなんですか。
    A:いい意味で他とは違うことが発想できる人になれたことです。
    アートとはきっと「発想」。発想さえ面白ければ絵だろうがイベントだろうが人は惹きつけられる。あとは方法や道具がなんとかしてくれる。
    作品を制作していくうちにわかったのは、私がやりたかったことは絵を描くことではなく、新しい発想のものを生み出すことでした。
    その発想訓練を油絵学科でできたのはとても良かったです。仲間もみんな面白かったし!ありがたいことに、今でもよく油絵学科の同級生には手伝ったりしてもらっています。
  • Q:今後の活動についてお聞かせください。
    A:今やってみたいことは、武蔵美と地域をコラボさせて一緒にお祭りを作ること!
    学生にとっても、美大の中の活動を飛び出して、社会から評価してもらえるし、なかなか個人の制作活動では味わえない「一体感」を味わういい機会になると思います。一緒にやりませんか?!
  • Q:今、ムサビで油絵を学んでいる後輩の学生、あるいは、これから油絵を学ぼうとする受験生の皆さんにメッセージをお願いします。
    A:どんどんアートや美大以外のものとも触れ合って、自分の強みを作り出してください。
    私は制作以外にいろいろな活動をしていたので、ある程度は社会と触れ合っていたと思いますが、触れ合えれば触れ合えるだけいいです。
    もちろん作品を制作するために大学に入るので、制作に没頭するのは良い事なのですが、「わかる人だけわかればいい」というアートを作った場合、その「わかる人」は社会のどこにいるのか、それを見つけ出すのも大切です。
    逆にアートがどのように社会から求められているのか見つけ出すのも大切です。
    実際、簡単なイラストでも、美大じゃない人に描いてあげるととてつもなく喜ばれるのでこっちが驚きます。美大にいると絵が描けるのが当たり前なので、そんなに喜ばれないんですよね。
    社会に出たら評価されなければ生きていくことはできません。