FAL・gFAL学生公募展　「オアシスの予感」

今年度も学生から２号館 FAL/gFAL での展示企画を募集し、集まった企画内容を油絵学科専任教員が厳正に審査した結果、３企画の展示が決定いたしました。

ぜひご高覧ください。

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「オアシスの予感」Premonition of oasis

市川夏実/氏家芽紅/奥田成美/島田明洋

2021年6月23日(水)-7月2日(金)(日曜休)

武蔵野美術大学2号館1F gFAL

オアシスの予感

目の前の大切な存在や現象が、ある日突然に姿を消したら、喪失を受け取る側は、何を手がかりにその喪失を在ることにするのだろうか。

存在や現象、刹那をコレクションしようとするその行為が、愛を名詞として成り立たせているから、私たちは愛が分からなくなって今日も明日も多分昨日も実はずっとその話をしている。

ある人は景色に含まれる鮮度を、ある人は微細な感覚の再現を、ある人は持て余した身体を、ある人は知覚とその認識を、絵画と絵画以外を行ったり来たり散歩しながら、思考と実験を繰り返している。

その4人が同じ空間感を有したとき、白い箱のかたちをした、作品にとっての晴れ舞台は、日常に氾濫する愛着と地面で続いている鈍色の空間に変色し、g FAL はきっと、ぬるい湯や、野生に戻る庭のように、ひっそりと迷彩になる。

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●学外の方へ来校される際は原則2日前までにこちらの予約フォームから記入をお願い致します。

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