4号館は武蔵美術大学の建築物の中でも最も歴史のある建物であり、三角屋根が特徴です。主に1年生が使用している教室で、人物を描く課題から大学生活がスタートします。絵を描くのに最適な、北窓から採光されており、その建築的な価値から「東京都選定歴史的建造物」及び「DOCOMOMO JAPAN日本におけるモダン・ムーブメントの建築」にも指定されています。3つの教室中央には螺旋階段とピロティがあり、学生たちの交流の場にもなっています。
2号館は主に2年生と大学院生が使用するアトリエで、床面積、天井高ともに油絵学科のアトリエの中でも最も大きく大作の制作にも適しています。同じフロアに絵画組成室もあり、資材の持ち運びにも便利です。大学院生には120号程度の絵画がそのまま収納できる、絵画用ロッカーも用意されています。
5B号館は主に3、4年生が使用するアトリエで、4年生にとっては卒業制作の展示会場にもなります。学年が上がるにつれ一人当たりが使用できる面積も増え、静かな環境で落ち着いて制作に取り組むことができます。周りには池やとり小屋もあり、屋外でのスケッチや絵画制作にも適している環境と言えるでしょう。