Graduate

1997年 版画コース卒業

上村牧子

町田市立国際版画美術館学芸員

  • 経歴

    1997年

    武蔵野美術大学造形学部油絵学科版画コース卒業

    1999年

    東京藝術大学美術学部大学院美術研究科美術教育修了
    町田市立国際版画美術館にて普及係学芸員として勤務

  • Q:ご自身の活動、お仕事の内容についてお話しをお聞かせください。
    A:町田市立国際版画美術館は世界でもめずらしい版画専門の美術館です。古今東西の版画作品を収蔵、展示するほか、本格的な版画工房を備えています。私は版画工房の管理と実技に関する講座やイベントの企画・運営をしています。
  • Q:ムサビの版画で学んでいたころの印象に残っていることなどをお聞かせください。
    A:私が在籍していたころは、工房が大学の中でも奥まった「アヒル池」に面していて、静かで時間の流れがゆったりしていました。そんな中で個性的な友人が自由に集まり、制作し、時にはコーヒーを飲んだり鍋をしたりと、大学で過ごした時間の中でも楽しく充実していたという印象が残っています。
  • Q:ムサビの版画で学んだことが今のお仕事に役立っていると思うことはありますか。
    A:ムサビで身につけた版画の基礎知識はもちろん、先生をはじめ先輩、友人、後輩を通して知ったことや、興味をもったことが今に繋がっていると思います。卒業した今も、研究室に材料に関する情報を教えていただくなど、いまだに助けられています。
  • Q:今、ムサビで版画を学んでいる後輩の学生、或いは、これから版画を学ぼうとする受験生の皆さんにメッセージをお願いします。
    A:ムサビでの4年間は特別な時間だったと思います。それは(美大の)学生という身分だから許されることや、できることがあり、自分が興味をもったことに向かっていける時間だったのだと思います。
    後輩の皆さんは興味があることにはどんどん挑戦してください!そして大学版画展で渾身の作品を展示していただけたら嬉しいです。これからムサビの版画を目指そうと思っている皆さんには、版画に限定しないで興味を幅広くもって受験していただければと思います。