本日は冨田美穂氏による特別講義が行われました。
冨田氏は武蔵野美術大学版画コースを卒業後、北海道に移住し牧場従業員や酪農ヘルパーをしながら、一貫して牛をモチーフにした木版画・絵画を制作されています。今でこそその制作姿勢は徹底されていますが、浪人生・在学初期の頃は悩みながら紆余曲折を繰り返していたそうです。転機は大学2年生の時に経験した牧場アルバイト。この時をきっかけに牛に関心を持つようになったということです。本日聴講していた学生の皆さんも、当時の冨田氏と同じ年頃です。制作についての悩みや将来に対する不安を抱える人も多いはずです。先輩がどのような経験をしながらそういった問題を乗り越えてきたのか、誰にでも参考になる訳ではないとは思いますが、自分の「好き」に向き合う勇気が出る大変興味深い講義でした。