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2019年10月25日

協定校プロジェクト・ビリニュス芸術アカデミー(リトアニア)

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リトアニアのビリニュス芸術アカデミーにて、協定校プロジェクトとして国際交流を行っています。今回の主な交流活動は、一つは展覧会の開催です。参加しているムサビの教員・スタッフ・学生作品と、アカデミー生の作品を展示しています。会場のギャラリーは元ワインセラーということですが、数百年経てきた壁は独自の雰囲気を帯びていて、この場所に展示出来たことは貴重な経験といえるでしょう。オープニングではアカデミーの先生や学生だけでなく、在リトアニア日本国大使夫妻も交えて交流を深めました。

もう一つのプロジェクトの目的は、水性木版画ワークショップの開催です。やはり浮世絵の国として世界に認知されていることもあり、リトアニアでも水性木版画は大変人気です。最初に、昨年タイのプロジェクトでも行ったバレンの竹皮包みと神奈川沖浪裏の刷り体験を行い、今はアカデミー生の皆さんがそれぞれの水性木版画作品を制作中です。普段油性木版画を制作する学生は多いそうですが、材料や道具、表現の違いは顕著で、その差を体験しようと全員意欲的に取り組んでいます。ワークショップ終了まで残りわずかですが、レベルの高い作品が出来上がるのではないかと、私達の期待も膨らんでいます。