News

2019年09月30日

Shadow from Tokyo

News

ムサビ版画専攻学生有志による版画展“Shadow from Tokyo”レポート(韓国ソウルより)
JASSO日本留学フェア参加のための韓国出張でソウル滞在中の高浜先生から、画像付きの現地報告が今朝、版画研究室に届きました。以下、高浜先生からのメールです。
韓国出張とたまたま同じ時期にソウルの画廊で開催されている、ムサビの版画専攻に在籍する日韓学生有志による展覧会“Shadow from Tokyo” の会場に、デザイン情報学科の白石先生、広報チームの沢田さん、西さんたちと共に訪れました。本学学部、大学院(修士課程、博士課程)に在籍し、日頃から同じ工房で切磋琢磨しながら制作する日韓の若い世代の学生たちが、真摯に版画に向き合い制作した成果を、一堂に展示する様子は壮観でした。現在の両国の様々な困難な状況の先の明るい光を予感させるような、力強い作品群はまさに、社会の中で発信し続けるメディアとしての版画の存在を象徴しているような風景だったといえます。留学生、日本人学生、上級生、下級生というそれぞれの立場を越えて、同じ場所で、同じ時間、プレス機などの同じ機材を共有しながら作品を作る、という版画工房のあり方は予想以上に濃密なコミュニケーションを生み出すかけがえのない国際交流の磁場にもなり得ると実感しました。

展覧会インスタグラム
https://www.instagram.com/pageroom8/